2015年8月19日水曜日

全体で上手く回っていればいい


我が家の旦那さんは時々ものすごくいいことを言います。

「蟻の行列をよく見てみると、働いていないのが半分くらいだ。
そんなもんでいい。全体で上手く回っていればいいんだ。」

それを聞いて激しく感動していた私ですが、
本人はピンときていなかったようです。
まあ、本当の生態は違うのかもしれませんが
とても上手い例えだなと思いました。

これはさぼっていいという話しではなくて
多様性を認める社会でありたいという話しです。
すごく仕事のできる人、お金を稼げる人がいる反面、
要領よくできないとか、働くことができないとか
そういう存在も含めて社会が存在しているということ。
そして、案外ちゃんとしてない人に癒され
ほっとさせられることも多いんだよなーと思いを馳せました。

そうだよねー。人それぞれの役割がある
一つの価値観からみたら
「ちゃんとできる」ということが評価されるけれど、
それって全体からみたらある一つの側面だよなー。

今社会に蔓延している鬱病の状態は、
ちゃんとできない自分を責める。
そしてどんどん自分を追いつめてしまう。
とっても苦しい病気ですが
できない自分をOKできたとき、回復に向かいます。
そしてばりばり出来ていた時よりも視野が広くなり
もう一回り大きくなれるように思います。

蟻社会みたいに
半分は働いていなくても
成り立っている自然界がある。
うろうろしてる蟻はきっと違う場面では
仲間の役に立っているんだろうなと思います。

個人の人生も上がったり下がったり
いろんな景色を味わいながら
全体で何とか帳尻あえばいいんじゃないいか
そんな風に思いました。

晴れの日には元気よく
雨の日には大きな傘を…


皆さんの毎日に平安がもたらされますように。



Healing Salonすずなり http://www.d-hugo.com/













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