2010年1月10日日曜日

大切な物をひとつ捨てる

4年勤めたモスバーガーを
先月辞めました。

2月からはサロンと掛け持ちで
働いていましたが、
ずるずると在籍させてもらっていることを
申し訳なく思う気持ちがありました。

12月の新月の日に辞めることを
オーナーさんに伝えました。
新月は古くなったものを手放し
新しいことを始めるのに良い時だそうです。

「いつでも戻って来て下さい。」
と温かいお言葉を頂いたとき
とても淋しく思い、
大切な物を捨ててしまった
という喪失感がありました。

数年前、精神的につらかった時期に
このまま家に居てはいけないと思う瞬間がありました。
「働こう」と腹を決め、地域の情報紙で見つけて電話をかけました。
愛情深く誠実なオーナーのもとで
働きながら、めきめきと元気を取り戻すことができたのは
今でも奇跡のように思います。

とても楽しくやりがいのある職場でした。
接客業が自分に合っていると知ることができたのも
モスバーガーのおかげです。
会社の理念が素晴らしく、
接客態度を鍛えあげられました。

サロンが本業と決めて下した決断なのに
どうしてこんなに後悔があるのだろう。。
自分は間違った選択をしたのではないかと
数日落ち込みました。

これで良かったんだと自分に言い聞かせるように
感情の処理してお正月を迎えました。

実家で姉に勤めを辞めたことを伝えると、
本当に大切なものを手に入れる時は
神様に何かをひとつ捨てさせられる
という話をしてくれました。
深刻な口調で話したつもりはなかったのですが
やはり姉妹、何となく
私の淋しさが伝わったようです。

「いらない物を捨てるのではなく
大切な物を捨てるんだよ。」

それは私の心を揺さぶる言葉でした。

温かい馴染みの場所を捨て
外の世界に飛び出して行く。
痛みを伴う自立だと理解しました。

今は不思議なことに
私の中に安定した気持ちが生まれています。
自分でやるしかないんだ
という覚悟のようなものだと思います。

今日は家族でひさしぶりに
ジブリの「魔女の宅急便」を見ました。

13歳になったキキが
魔女の修行に旅立ち、住む町を見つけて
仕事を始める。
スランプから立ち上がり、自分の道をつくりあげていく。
最初は何の気なしに見ていましたが
途中からはずうずうしくも自分を重ね合わせて
ほろほろきてしまいました。

わたくし40歳ちょい手前のおばさんですが
気持ちはキキちゃんのようにフレッシュです。


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今月ご予約可能日残10セッションとなりました。
ありがとうございます。
予定表は6日のブログにアップしてます。









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